著作権と言えば、絶頂期にあった「シャネルズ」が「シャネル」商標権所有会社の訴えにより活動途中に「ラッツ＆スタ－」へと改名せざるを得なくなった1983年の事件を思い出しますが、それから40年後の現代日本で弱小ながら日本国民であれば誰もが知る組織がポスターに有名カレーのパッケージデザインや宣伝文言を転用した事件が勃発してしまった様です。慌てて「パッケージに対する認識不足で申し訳ありませんでした。削除いたしました」と釈明や謝罪を繰り返しているとの事です。

日本の社会人であれば著作権を理解していて当たり前と思われる中で、リーダーシップを発揮しなければならない人が著作権に関し余りに無知な実態を知り開いた口が塞がらない状況です。国会議員に選出されたもののの１回も登院せずに議員資格を剥奪された議員が出たり、数日前には公の場で他人を猿とか蛮族呼ばわりした国会議員が出てしまったりで人前に立つ様な人の中にも今まで存在しなかったタイプの人が跋扈し始めている事に一抹の不安を感じます。

東京の代々木公園に2020年に設置された『透明公衆トイレ』の話題はご存知と思いますが、そのトイレが故障して利用中の人が丸見えになってしまう出来事があったそうです。

透明トイレは利用者がトイレに潜む不審者に怯える事無く安心して利用できる事を目的に開発された様で、利用者がいない時（empty）は特殊ガラスに電気を流す事でガラスが透明となり、トイレ利用時に施錠した時（occupy）には電気が流れなくなりガラスが不透明になる仕組みだそうです。
従って停電時にも不透明になる訳ですが、今回は設計した有名建築家の想定を超える出来事が起きてしまった模様です。

トイレ外部からたまたま目撃してしまった人が投稿し発覚した様で丸見えになっていた利用者本人は案外気付いていないのかも知れません。
最新の製品は野次馬根性でついつい使いたくなりますが少し控えめにしておいた方が良さそうです。